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映画とアニメのその先へ。

映画・アニメの紹介と感想。作品のその先で、どこかで誰かが何かと繋がるのを期待して。

きっと、うまくいく:合言葉は「アール・イズ・ウェル」

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『きっと、うまくいく』(2009年/ラージクマール・ヒラニ

洋画はどうしようか迷ったのですが、邦画以外で考えてみたら、なんだ、すぐ浮かぶじゃないの。
インド映画。ボリウッドからお気に入りを一作。インド映画って2時間半以上の長尺のイメージを勝手にもってまして、これも170分ありますが、全く気になりません。それくらいハイテンポに進んで行くしミュージカル風なところもあり、飽きません。

 原題が"
3 idiots"、つまり"3バカ"。ですが、じゃあどこからタイトルはきたの?てなりますよね。
「きっと、うまくいく」は劇中歌にもあり、主人公のランチョーが口癖のように言う「Aal izz Well(All is well)」を訳したもの。この作中至るところで使われるおまじないみたいな。

はい、あらすじ。
 行方不明だったランチョーが街に戻ってくると聞き、ファルハーンとラージューは母校に向かう。しかしそこにランチョーは現れなかった。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っ直ぐな心を持ち、発明が大好きなランチョーは、入学時から相手が学長であろうとはっきりと意見を述べ、周囲を驚かせながらも、彼の言動に魅了されていた。物言いが激しく何度もピンチになるものの、彼はいつも言っていた「All is Well(きっと、うまくいく)」と。しかし、ランチョーと学長の娘・ピアが接近したことをきっかけに、卒業目前で3人は退学を言い渡されてしまう。そして10年後、仲間が再開した時に彼はいなかった。彼はどこへ消えてしまったのか。人生で大事なことを教えてくれた彼との思い出を胸に、仲間たちは彼の足跡を追っていく。

 

え?長い?そりゃボリウッドだから多少はね?

 ボリウッドの語源は、インド映画産業の中心、ムンバイの旧名称であるボンベイ(bombay)の「B」と、アメリカ映画産業の中心地、ハリウッド(hollywood)を合わせたもの。で、ムンバイには、ムンバイフィルムシティという撮影所があり、多くのインド映画が撮影されています。インド映画もトーキー時代からあるというんだから歴史は深い。昨今の撮影技術の進歩とともに、製作本数や観客動員数も含めて世界の映画産業において、トップクラスなのです。
 内容は、明るいコメディもあれば、アクションもかっこいい。それにやはり文化だね、サリー着てたり装飾が艶やか。そして、たとえコメディ映画でも描かれているのが社会情勢だったり、人の優しさだったり。そして生きていくのに持っていたい、ちょっとしたユーモアが満載なんですよ。

そして、本作「きっと、うまくいく」のユーモアさはハリウッドと並ぶかそれ以上だと思います。こんなやつと学生時代過ごしたかった〜。ランチョーの仲間2人は、名門大学を卒業して名高い企業に勤めて安定な暮らしを家族にさせたくて必死なんだけど、一緒につるんでるランチョーはおかまいなしにやりたい放題。そのおかげで試験は下から数える方が早い、というか一番下。でもランチョーは…1人だけ余裕でクリア。こいつなんなんだ!?って思っても、勉強も遊びも天才の彼を誰も憎めないやつなのです。唯一憎むのは学長(笑)。

勉強に悩み、人生に悩み、思いがけないハプニングが起こったとしても大丈夫。

Aal izz Well(アール イズ ウェル)」きっとうまくいく。
 YouTubeに昔落ちてたんだけど消えて無かった…劇中で歌が流れるんだけど、とても盛り上がる場面で楽しいんだ。
まあアップダウン激しいところでもあるのですが・・・。
 人生に行き詰まった時とか悩める時に、思い出してほしい言葉。「きっと、うまくいく」と唱えたら絶対この歌が脳内駆け巡りますから!踊り出しちゃうくらい気分が盛り上がるから!なんとかなっちゃう気がしてくる!はず!

 ランチョーは周りに人生の楽しさ、楽しく人生を過ごしていくにはどうすればいいのか。ただ自分本位に動けばいいというわけでもなく、思いやりだったりちょっとしたユーモアだったり、今日からでも自分たちにも出来そうなことを教えてくれるのです。そして天才なのに真面目じゃない!?ランチョーがやりたかったことってなんだったんでしょう?友人たちと一緒にランチョーを探しに行きましょう!!!!

見たくなってきたーーーーー
気に入って即購入したのでDVD持ってますけどね。
ちなみに踊り出したのは紛れもなく私です。

スピルバーグ監督は「3回も観るほど大好きだ」と絶賛し、ブラッド・ピットは心震えたそうです。
スピルバーグは自分で撮影しながら泣いちゃう人らしいけど、それくらい映画には熱い人で、
その人がリピートするってそういう映画だったりもしちゃうのです。

ちなみに、ちなみに他のインド映画なら『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1998年)も楽しかった。
愉快すぎるよインド!