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映画とアニメのその先へ。

映画・アニメの紹介と感想。作品のその先で、どこかで誰かが何かと繋がるのを期待して。

BFG:ザ・世界名作劇場的作品。

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『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』
(2016年/スティーブン・スピルバーグ監督)

 

筆者、ディズニー作品はさほど興味持って見ないことが多いのですが、
今作はとても楽しみにしていました。
スピルバーグが描く人間ドラマと、『ブリッジ・オブ・スパイ』で知名度が
ぐーんと上がったアカデミー俳優のマーク・ライランスのタッグ。わくわくせずにはいられない。
マーク・ライランスは、イギリスの名優ではありましたが、
先述の作品で第88回アカデミー賞最優秀助演男優賞を初受賞されてます。
日本での公開はほとんどアカデミー賞の後だったけれども
ブリッジ・オブ・スパイ』は数少ないアカデミー賞前に公開され、観ました。
この作品の感想はいつかまた、ということにして、マーク・ライランスは超重要人物として
登場しますが、主演のトム・ハンクスに劣らない圧倒的存在感を残していました。
間違いなく助演男優賞はこの人だ、と作品を観て思い、アカデミー賞はリアタイだったので
受賞した時は拍手喝采してました。

スピルバーグというと、ジョーズ」(75)、「未知との遭遇」(77)、「E.T.」(82)、
ジュラシック・パーク」(93)などSF作品が先にあがるのでしょうか。
SF、パニックもののイメージが興行的なこともあって日本ではあがりそうですね。
しかし、『ブリッジ・オブ・スパイ』、『リンカーン』、『シンドラーのリスト』など
監督作品としては90年代以降はドラマを描く方が筆者のなかでイメージが強いです。

そんなスピルバーグが手がけた今作は『E.T.』に近いのかもしれません。
人間の子どもと物語の世界にしか存在しないような幻想生物とのふれあい。

◆あらすじ・・・・・・・
ある晩、空想大好きな孤児の少女が巨人の姿を見てしまいそのまま連れ去られ巨人の国へ。
人間を"マメ"と呼び捕食する巨人にしばらく少女はおびえますが、
出会った巨人は、人間に夢を見せてあげる事を生業とした心の優しい巨人=BFGでした。
しかし、BFGも巨人たちのなかでは体は小さくいつもバカにされていました。
巨人がこのままでは人間の子どもを食べに行こうとするなか、それを阻止するべく
ひとりぼっちの少女とBFGが勇気を出して悪い巨人に立ち向かいます。

なんといいますか、正義と悪のファンタジー作品。
ファンタジックの中にある少女の優しさが心を揺り動かす、ザ・世界名作劇場的作品。

映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作者でもあるロアルド・ダール
児童文学『オ・ヤサシ巨人BFG』が題材なので、子ども向けかもしれません。
それでも忘れちゃいけないような子ども心だったり優しい気持ちを感じる画作りは
スピルバーグならではなのではないでしょうか。

今作の撮影方法は、モーションキャプチャースーツを着用しての演技。
これはシン・ゴジラでも話題にあがったり最近多くなってきた撮影方法かと。
それに表情もあるのでライランスの優しさが巨人になっても溢れてる〜。

聞くところによると、スピルバーグ監督、あまりにも感動して撮影中泣いてしまったとか。
ただの優しいおじいちゃんじゃないか!!!!
本当に映画が好きというか魂込めてる感じがありますね。


BFG=ビッグ・フレンドリー・ジャイアン
これ、BIGとGIANTで同じだよね?と言っていた学生がいたんですが、
同じように見えても違うのではないかと言いたい。
直訳っぽくなりますが、
”とっても親しみやすい巨人”
という感じなのでは。定かではないのでこれが答えではありませんが。

SUPER8の最後まで正体不明の何かと追いかけっこしてたけど
パニックのなかに友情とか愛情があって大号泣したなあ。
当たり前のように見て育ってきたと思うといい時代に生まれました。
スピルバーグ好きです。

 


おわり。