映画とアニメのその先へ。

映画・アニメの紹介と感想。どこかで誰かが作品を通して何かに繋がると思ってます。

ラ・ラ・ランド:語ることのない夢物語

page.18

ラ・ラ・ランド』(2016年/デイミアン・チャゼル監督)

夢追い人とつけようかと思って調べたら、
空想にふけるという言葉があって安易につけたくないなあなんて思いもして、
あながち間違ってもないとも思うも止めました。

 

単純に夢見がちな2人でもなく、
ただ、現実をすぐに受け入れられない諦めの悪さもあり、
その悪あがきさがとても気に入りました。

 

アカデミー賞最多受賞と共に、珍事が起こったり等、話題騒然の作品でしたね。
今年はアカデミー賞作品巡りを映画館で出来そうにないですが、まず1作品『ラ・ラ・ランド』!

正直、私はミュージカル映画は得意ではありません(笑)。
それこそ『レ・ミゼラブル』(2012年)に魅了されてから苦手意識が薄くなりました。
今となっては、何故観に行こうかと思ったのか思い出せません。
予告思い出せないし、チラシの印象が強かったからでしょうか。
前評判でミュージカルミュージカルミュージカル…とあまりにも言ってるから
「実はたいしてミュージカルじゃないのではないか」などと思っては行きました。

って、

がっつりミュージカルじゃん!

冒頭から強烈なミュージカル映画で2時間耐えられるか心配でした。
と、言いつつ縁あってリピート鑑賞してます(笑)。
ミュージカル映画の中でも『ウエストサイド・ストーリー』に近さを感じました。

 

中盤、良い意味でミュージカル映画だと忘れる時間もあり、
トーリーの波と歌の入れどころが終わってみれば最高でした。
というか、ただの恋愛映画でもなく、シンプルにハッピーエンドにならないこの終わり方が好きです。
何もかも手に入れた2人なら祝福できなかったかな。

だからこそ、友達にも薦めて。そしたら一緒に2回目行っちゃってました。
たまには友達と観たいとも思ったし、本作の感想を語れる相手がほしかったし。

2回目・・・・
冒頭の歌も心地よくて、中盤の「City of stars」がさらに好きになって、
終盤の”もしかしたらあった未来”を廻るように描いた演出がボルテージを上げ、
終わってみればサントラ衝動買いしよ!(してない)ってくらい好きな映画になってました。

 

ロサンゼルスが舞台なのもいいですね。映画の聖地・ハリウッドだけじゃなくて、
セブのような人も含めてニューヨークとはまた違う誰もが夢を追いかけられる場所。

ただ、追いかけられるのと叶えられるのは別物です。

 

夢を持てる人。
夢を追いかけられる人。

 

一緒に夢を追える人。
夢を応援してくれる人。

 

諦めて現実を見るだけの人。
現実も見て最後には夢を掴む人。

 

簡単と言うと語弊があるかもしれませんが、
大人になってからも何も上手くいかないと引き際を考えてしまいます。
夢だけを追えるのなら追っていたい。
でも夢だけ追えるのが人生でもない。
成功者は一握りだったりもします。

 

自分の夢を追い続けた先で愛した人と人生が交わる夢物語があっても良かった、

かもしれないけど、

お互いの夢への想いを分かってるからこそ背中を押し合って別れるという
最善の選択をとった人生の方が実はロマンチックだったりもするものです。

 

あなたがいなければ夢が夢で終わっていた、かもしれない。

あなたがいなくても夢は叶ってた、かもしれない。

でも、、、

あなたがいたから夢を諦めずに進めた。

あなたがいたから今の自分がいる。

 

相手の輝きを喜び、ずっと応援してくれる存在って大きいのだと思いました。
それと、チャンスを逃さないって大事なんだなと(ブーメラン)。

 

 

 

鑑賞してから1〜2か月経っても曲が頭で流れてくるほど、
ジャズの独特なテンポに踊りだしたくなっちゃうほど、好きみたい。

 

おわり。