映画とアニメのその先へ。

映画・アニメの紹介と感想。どこかで誰かが作品を通して何かに繋がると思ってます。

GHOST IN THE SHELL:逆輸入の金字塔!

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 『GHOST IN THE SHELL』(2017年/ルパート・サンダース監督)

2017年注目の一作がついに公開!
待ち遠しかった。

最初は実写という話は不安でしかなかったけれど、
光学迷彩の制作動画や予告を見たときに世界観を丁寧に描こうとしているのが
とても伝わってきて、技術的にもこれは観るしかないと決めていました。
日本で実写してくれなくて良かったです!!!!
侍系アクションものはまだしもこの世界観を描けるとは思えない。
描こうとはしても「こういうのがいいんでしょ」という雰囲気で来そうで。
コミック主体なので容姿が問われるのは分かるけれど
無理して話題集めようとして配役してコスプレすれば良いだろ感も私は好きじゃありませんし。

撮影場所も個人的な希望する世界観にマッチしていて怪しさや雑踏な雰囲気ばっちり。
近未来感が技術の向上でどんどん進んでいるのも魅力的でした。

さておき。

素子という名前でスカヨハを見てしまうと???が否めない瞬間もありましたが、
紆余曲折あった人生で何が正解かわからない(自分が自分であることが真実)
からスパッと考えないことにしました。

あとは内容、軸となる部分。
押井守版のアニメから入っていた私としてはそもそもアニメから難しいなとは思いつつ、
それでもただの近未来アクションではなく、キャラクターも好きだけど、
一つ一つの事件に訴えるものーー社会規範や道徳、倫理、生きることなどーーが
あるところが好きなので短い時間でどう解釈していくのかという楽しみがありました。

そして、その結果は・・・・・

素子の心情とともに綺麗にまとまってる!!!!

というか今まで難しく考えすぎてた。至ってシンプルな話だった!!!

GHOST IN THE SHELLの意味と、そこに込められた自己の存在と生きること。

新たな発見、ワクワクさを頂きました。

 

そういった中で今回取り上げて述べておきたい事、というか2人。

桃井かおり、そして北野武(敬称略)
ハリウッド映画として実写化された部分に出演する日本人の存在感が
どう作用してくるのかという部分が気になっておりました。

桃井かおりさんの登場シーンは多くはありませんが、とはいえキーマンにもなる人物。
これは日本人の自分だから、より強く感情移入できてしまったのかもしれないです。
草薙素子という人物について言及されるのは唯一このシーンだけ(だったはず)。
そもそもスカーレット・ヨハンソンの役はミラという公安屈指の捜査官。
もちろん攻殻機動隊なので草薙素子だろ!って感じですが素子であって素子じゃないというはじまり。
監督も草薙素子という女性は日本人であるという話だからまあわかります。
いちいち伏線めいた考えたくもない部分を考えたくないですから。笑
少佐と呼ばれ任務をこなしてきたミラが自分のゴースト(=魂)について疑問を抱く内にたどり着く先が、
草薙素子と謎の女性、そしてその関係性。

なぜ自分(=ミラ)は桃井かおりの元に導かれたのか。
自分の出生と合致しない記憶が結ばれていきます。

むしろ、桃井かおりの出現と、素子を日本人じゃなくてスカーレット・ヨハンソンがやったことで
理解しやすくなった感じもありました。
過去が曖昧な自分、自分はどこの誰で、どう生きてきたのか、果たして自分は何者なのかが主軸となる中で、
まるで人間のような人間ではない機械や、機械化?サイボーク化?してく人間もいる世界で逆に
昔とは違う自分を実感しながらも「自分を知る」「過去と記憶が作る自分」という自己と向き合うミラの姿が
鮮明に感じられました。

アメリカ他、海外の方々はこの場面をどう見たのでしょうか。

私は桃井かおりさんの優しい眼差しと語りにとても懐かしいというか温かい気持ちを感じましたよ?

 

そしてビートたけし

最初から最後まで日本語で通すという一貫性ある演技。
絶対否定的な意見を持っている人いるだろうな!笑
私も最初はなんだか気が抜ける感じだったけれども、
日常的に英語も日本語も話す友達がいて、英語で話しかけたら日本語で返ってきたり
その逆もあるのでそんな感じだろうなって聞いてました。
コミュニケーションできてるんだからいいじゃん。
かといって、実際はたけしさんが下手な英語話したくない云々だったりするらしいし、
それがうまく近未来システムの成果に繋がっているような解釈だったり、
ミラや他の登場人物との信頼関係やなんかがあるから成り立つとか独自解釈にも至るから
映画だけじゃないけど見る側にとってはつらいところであると思います。

でも逆に英語と日本語が混ざった会話だからこそ、
ついでに日本語部分は字幕ありだったからこそ、
日本語独特の言い回しなんかもわかって楽しかったです。
同じ単語なのに表現の仕方は幾重にも広がっていて、単語自体はもう忘れましたが、
日本語の良さがわかってラッキーだとさえ思っています。

銃撃戦はアウトレイジやってるだけあるというかさすがというか。
超人たちの対決のなかで荒巻は銃で蹴散らすのが輝いて見えたしかっこよかった。

 

吹き替えはアニメver.から引き継いでるなどこちらも見たかった。
レンタルしよう。

PSYCHO-PASSまで実写化したらどうしようという懸念も生まれてしまって
そわそわしてたり。

 

 

 

おわり。

 

更新がんばる。がんばりたい・・・